学生の時に勉強しておけばよかったもの。
一番は統計学ですね。
こんなにも使うと思わなかった。
論文を読むときも論文を書くときも、学会発表の時も、
医学と統計学は切っては切れない関係にあります。
統計学の勉強ができる本はたくさんありますが、
それを少しずつ紹介したいと思います。
この記事では入門編、初級編の5つを紹介します。
「統計学のための数学教室 」
「いまさら誰にも聞けない医学統計の基礎のキソ」
2010年。
やや古いですが、統計初心者にはとっつきやすい本。
平均とは何か、分散とは何か、p値とは何か。
いまさら誰にも聞けないことをコッソリ教えてくれます。
「統計解析なんて怖くない 第2版」
2019年。
基本的にエクセルを使った統計解析の方法が網羅されている。
エクセルによる統計解析の本はいろいろあるけれど、最新かつ種類も最も豊富なのはこの本ではないでしょうか。
エクセルってこんなにいろんなことができるんだと、
改めて感心しました。
「道具としての統計学」
2011年。
比較的古いけど、とてもわかりやすい本。
統計を使うというよりも、論文に載っている統計を理解しようとする時におススメの本。
奥田千恵子さん著の本ってわかりやすいんですよねぇ。
表現がシンプルかつ的確で理解に困りません。
初学者向け。
「メディカルスタッフのためのひと目で選ぶ統計手法」
2018年。
あまりなかったタイプの本。
このデータにはどの統計手法を適用したらいいのでしょう。
そんな疑問の解決に特化している本。
様々なデータの種類別に、使用する統計手法と解釈が解説されています。
例が全て医学的なデータなため、自分のデータと照らし合わせると必ず似ているものがあり、重宝するでしょう。
統計を使う時に必ず必要となる本です。
統計学は奥が深くて勉強してもしても足りません。
統計を理解したいときに役立つ本、
統計を使いたいときに役立つ本、
それらを使い分けて活用するといいと思います。