医療系向けおススメ本ライブラリ

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医療者向けおススメの入門統計学の本5選

学生の時に勉強しておけばよかったもの。

一番は統計学ですね。

こんなにも使うと思わなかった。

論文を読むときも論文を書くときも、学会発表の時も、

医学と統計学は切っては切れない関係にあります。

 

統計学の勉強ができる本はたくさんありますが、

それを少しずつ紹介したいと思います。

この記事では入門編、初級編の5つを紹介します。 

 

「統計学のための数学教室 」

 

 
2015年。
統計学を一から理解するためには確率や順列、数列や微分積分の知識が重要です。
忘れてしまったそれらの高校数学を学びなおし、統計の基礎を理解できる本です。
統計学の根本を理解するにはこの本は最適でしょう。
 
 
 

 

 「いまさら誰にも聞けない医学統計の基礎のキソ」

 
 

 

2010年。

やや古いですが、統計初心者にはとっつきやすい本。

平均とは何か、分散とは何か、p値とは何か。

いまさら誰にも聞けないことをコッソリ教えてくれます。

 

 

 

「統計解析なんて怖くない 第2版」 

 

 

 2019年。

基本的にエクセルを使った統計解析の方法が網羅されている。

エクセルによる統計解析の本はいろいろあるけれど、最新かつ種類も最も豊富なのはこの本ではないでしょうか。

エクセルってこんなにいろんなことができるんだと、

改めて感心しました。

 

 

「道具としての統計学」

 

 

 2011年。

比較的古いけど、とてもわかりやすい本。

統計を使うというよりも、論文に載っている統計を理解しようとする時におススメの本。

奥田千恵子さん著の本ってわかりやすいんですよねぇ。

表現がシンプルかつ的確で理解に困りません。

初学者向け。

 

 

「メディカルスタッフのためのひと目で選ぶ統計手法」

 

 

2018年。

あまりなかったタイプの本。

このデータにはどの統計手法を適用したらいいのでしょう。

そんな疑問の解決に特化している本。

様々なデータの種類別に、使用する統計手法と解釈が解説されています。

例が全て医学的なデータなため、自分のデータと照らし合わせると必ず似ているものがあり、重宝するでしょう。

統計を使う時に必ず必要となる本です。

 

 

 

統計学は奥が深くて勉強してもしても足りません。

統計を理解したいときに役立つ本、

統計を使いたいときに役立つ本、

それらを使い分けて活用するといいと思います。