4月も2週目になり、
今の世の中には「臨床実習対策」なる本がたくさんあります。
実習中には調べることや考えることが多く、時間も貴重なもの。
しかも一人で社会に放り出されるわけで、不安しかないという学生も多いはず。
その中で実習中に気をつけるべきことや、考えるべきポイントがまとまった本があれば、とても心強い味方になります。
そんな本を6つ紹介します。
これで解決!PT・OT・ST臨床実習まるごとガイド
2017年。
臨床実習に行く前はとても不安なもの。どんな準備をしたらいいのだろう。
自分の態度は大丈夫だろうか。
不安にさいなまれている学生さんの心の支えになる一冊。
実習前にどんな準備をしたらいいのかといったことから、
実際の現場での態度や言葉遣いについて、
そして報告書の書き方まで四コマ漫画とともにわかりやすく解説されています。
疾患別の考えるポイントなども掲載されており、値段だけの価値はありそうな本。
基礎から確認!PT臨床実習チェックリスト
2018年
様々な実習シーン別に気をつけることや準備すべきことがチェックリストとして説明されている。
帯の実習を「効率よく乗り切る」という態度はいかがなものかと思いますが、本の内容はとても参考になるものばかり。
発刊年が新しいこともありOSCE(臨床実習技能試験)などの情報も充実しています。
そしてこの本の特徴はなんと「見学実習」についても記載されていること。
何もわからない状態で行く見学実習。この本は強い味方になるでしょう。
理学療法 臨床実習サポートブック
2015年。
学生だった人が作った学生のための実習参考書。
「学生のときに欲しかった内容をこの一冊に詰めました」というキャッチフレーズ。
実際の内容は確かに詰まっています。
気をつけるべき態度やレポートやデイリーノートの書き方など。
そして、何よりもおすすめしたいのがWeb付録です。
何と、動作や姿勢の図、家屋見取り図、反射の評価用の図、そしてレジュメの見本などがダウンロードして使えるようになっているのです。
実習中にワードやパワーポイントと格闘しなくても良いんです。
PT・OTのための臨床実習で役立つリハビリテーション基本実技
2016年。
こちらは実技の本です。
特に簡単な治療について、疾患別、治療手技別にイラストとともに解説されています。今は治療をいきなり実践させられることは少なくなっていると思いますが、実習生だけでなく新人の理学療法士、作業療法士にもおすすめの本です。
自身がもてる!リハビリテーション臨床実習
2015年。
この本の特徴的なところは「脳卒中ケース」の臨床実習に特化しているところ。
脳卒中の各病態に対して臨床実習ではどのように評価をしたら良いか、
どのように記録をしたら良いかをはじめとして、
レポートの書き方や発表の仕方まで細かく解説されています。
この手の本は理学療法士が執筆していることが多いのですが、
この本の著者陣は理学療法士よりも作業療法士や言語聴覚士が多いのが特徴。
PT、OT、ST全ての職種向けの本だと言えます。
また学生だけでなく、指導者になる人もとても参考になりそう