医療系向けおススメ本ライブラリ

理学療法士、作業療法士、看護師向けのおススメ図書の紹介です。基礎医学、臨床医学、治療学、診断学、専門分野、医療統計学、医学英語に関する本や雑誌を紹介しています。

医療者向けおススメの入門統計学の本5選

学生の時に勉強しておけばよかったもの。

一番は統計学ですね。

こんなにも使うと思わなかった。

論文を読むときも論文を書くときも、学会発表の時も、

医学と統計学は切っては切れない関係にあります。

 

統計学の勉強ができる本はたくさんありますが、

それを少しずつ紹介したいと思います。

この記事では入門編、初級編の5つを紹介します。 

 

「統計学のための数学教室 」

 

 
2015年。
統計学を一から理解するためには確率や順列、数列や微分積分の知識が重要です。
忘れてしまったそれらの高校数学を学びなおし、統計の基礎を理解できる本です。
統計学の根本を理解するにはこの本は最適でしょう。
 
 
 

 

 「いまさら誰にも聞けない医学統計の基礎のキソ」

 
 

 

2010年。

やや古いですが、統計初心者にはとっつきやすい本。

平均とは何か、分散とは何か、p値とは何か。

いまさら誰にも聞けないことをコッソリ教えてくれます。

 

 

 

「統計解析なんて怖くない 第2版」 

 

 

 2019年。

基本的にエクセルを使った統計解析の方法が網羅されている。

エクセルによる統計解析の本はいろいろあるけれど、最新かつ種類も最も豊富なのはこの本ではないでしょうか。

エクセルってこんなにいろんなことができるんだと、

改めて感心しました。

 

 

「道具としての統計学」

 

 

 2011年。

比較的古いけど、とてもわかりやすい本。

統計を使うというよりも、論文に載っている統計を理解しようとする時におススメの本。

奥田千恵子さん著の本ってわかりやすいんですよねぇ。

表現がシンプルかつ的確で理解に困りません。

初学者向け。

 

 

「メディカルスタッフのためのひと目で選ぶ統計手法」

 

 

2018年。

あまりなかったタイプの本。

このデータにはどの統計手法を適用したらいいのでしょう。

そんな疑問の解決に特化している本。

様々なデータの種類別に、使用する統計手法と解釈が解説されています。

例が全て医学的なデータなため、自分のデータと照らし合わせると必ず似ているものがあり、重宝するでしょう。

統計を使う時に必ず必要となる本です。

 

 

 

統計学は奥が深くて勉強してもしても足りません。

統計を理解したいときに役立つ本、

統計を使いたいときに役立つ本、

それらを使い分けて活用するといいと思います。

英英辞典のススメ

日本語と英語は別の言葉です。

 

今更すみません。

 

日本語での微妙なニュアンスなどを英語で表現するのは難しいし、

英語の単語を1対1で日本語に翻訳すると、筆者が本来伝えようとしていたことが伝わらないです。

 

そこでおススメするのが英英辞典です。

 

日本語の国語辞典の英語版です。

 

英英辞典をこまめに引くだけで、英語の文章の理解は飛躍的に進みます。

 

おススメの英英辞典を2つ紹介します。

英英辞典は、できれば紙の物を使うといいと思います。

電子辞書の英英辞典は使いにくい・・・人にもよると思いますが。

 

 LONGMAN Dictionary of Contemporary English

2014年。

一番オーソドックスで情報量も多い英英辞典。

中身はフルカラーで図も多くとてもわかりやすい。

どのような場面で使うのか、どのようなニュアンスがあるのか、脳にしみこむように理解できる辞書です。

世界中でナンバーワンと言われる英英辞典。

使ってみれば納得です。

 

Collins COBUILD ADVANCED LEARNER'S DICTIONARY

 

2018年。

こちらの辞書は特徴的です。

見出し語を使った文章で意味が記載されています。

例えば、Carpenterを辞書で引くと、Carpenter who is  ...

と言う具合です。

使い始めたときは少し戸惑いましたが、実はとてもわかりやすいことに気づきました。

どんな時に使う用語なのか、類語との使い分けなど自然と身につけることができます。

AmazonではKindle版も出版されています。

英英辞典をよく使うけど、重たい紙の辞書は持ち歩きたくないという人にはお勧めです。

 

医学英語論文を読むお供におススメの本5選

医療に携わる人が避けて通れないのが英語。

医学の半減期は5年と言われています。

そのため常に情報の更新が求められます。

英語論文が読めると、最新の情報が手に入れやすくなるのではないでしょうか。

ということで、英語論文を読むときのお供におススメの本を紹介します。

 

医学書院 医学用語辞典

2012年。

英語論文を読むためにはまず辞書ですね。電子辞書でたくさん内容の入っているものがあればそれに越したことはありません。

しかし紙の辞書で得るものも多い。おススメのこの辞書は、英和・略語・和英がついているにもかかわらず、あまりかさばらない。内容はある程度しっかりしているので、コメディカルには最適だと思います。

アマゾンのレビューでは字が小さいという意見もありました。

 

ライフサイエンス 文例で身につける英単語・熟語

2009年。

やや古いですが、私はこのシリーズの本は英論文を読むときも英論文を書くときも最もお世話になっています。

ライフサイエンスに特化しているので、正確な訳語が見つかります。医学用語はインターネットで検索しても、トンチンカンな訳語が出てきたりするので、この本は必携です。

そろそろ新版が出ないかと期待しています。

 

医療系 研究論文の読み方・まとめ方

2010年。

英語の読み方の本というよりは、研究論文の読み方の本。

英論文を読むときも、論文がどのように構成され、研究がどのように行われるのかがわかっていなければ何も読むことができません。

この本は、統計学的な内容の解説が多いですが、研究とは何か、論文をどのように読めばよいのかのヒントを数多く与えてくれる本です。自分の成長につながる本。

著者は理学療法士であり、コメディカル向けに書かれているため、文章もとてもわかりやすいです。

脳単・臓単

2005年。

解剖学の本なのですが、英語の索引と内容の端的な解説がとても使える。

医学英語論文には難解な解剖学用語がたくさん出てきますが、このシリーズの本で検索して出てこなかったことはありません。

そして何が良いかというと、英単語がわからない→索引で引く→見つける→ページに移動

までは普通なのですが、そのページの図のわかりやすさと、関連するコラムによって、多くの付随する情報を得ることができます。

すると、論文が言いたかったことや研究が目指しているものが見えるようになるのです。

個人的に使用頻度の高い「脳単」と「臓単」を紹介しましたが、他に「骨単」「肉単」があります。

 

「医学統計英語」わかりません!!

2011年。

医学英語論文を読んでいて、躓くのが統計学的用語です。

論文の中に出てくる単語の羅列が、統計学的用語と気づかずに、とんでもない訳語を完成させている場合があります。

「なんだこの単語の羅列は??」と思ったときにこの本を引くと、統計学用語だったということがわかります。

この本は、医学論文で使われる統計学用語の英語を解説した本です。統計学の詳しい内容は別の本を参照するといいと思います。

また、統計学のおすすめ本も記事にしようと思います。

 

 

 

コメディカルにおススメの循環生理学の本8選

心臓や血管の機能や構造はコメディカルにとって必須の知識。

しかし難しいです。とても難しいです。

循環器の生理学を学ぶときにお勧めの本を紹介します。

 

主な対象は理学療法士(PT)、作業療法士(OT)、看護師です。

医師・研修医向けの少し難しい本も含まれてますが、内容は面白いものばかりです。

 

循環器の詳しい生理学を学ぶのは、生理学がある程度身についてからがおススメです。

コメディカル(PT、OT)のための生理学おススメ本はこちらの記事を参照ください。

www.co-medical-books.com

 

では、おススメの循環生理学の本を紹介します。

 

臨床にダイレクトにつながる循環整理

2014年。

心臓、血管の循環器の生理学がとても詳しくわかりやすい。

内容は難しいところもあるが、図解も多く丁寧に解説されている。理論的に説明されており、循環生理学を一通り学ぶのには最適な本。

訳書にありがちな少し日本語がわかりにくい箇所もあるけれど、内容がわからないというわけではないので、特に問題ない。

この本に載っている図を自分で書けるようになれば、循環生理の理解が進みそう。

 

本当に大切なことが1冊でわかる循環器

2019年。

新しい本です。前述の「循環生理」よりも言葉遣いは優しくわかりやすく書いてあります。その分、内容はやや初心者向けです。

循環を極める!まで行かないけれど、循環がわからない、循環を早急に身につけなければいけないという人に向いています。

内容は特に看護師の視点で書かれているものが多く、看護師向けの本です。

 

病気が見える 循環器

2017年。

医療者の中であまりにも有名になった病気が見えるシリーズ。

その中の循環器は2017年に改訂され内容が詳しくなりました。

循環の生理学を詳しく学びたいというよりも、辞書的に使いたい、循環器の病気のことを知りたいという人に向いています。

カラーで図解が豊富。説明もわかりやすいです。

とりあえず部署に1冊は持っておくと、役に立ちますね。

 

心臓外科医が描いた正しい心臓解剖図

2014年。

循環の生理学の本ではありません。心臓の解剖学の本です。

心臓の解剖図に始まり、手術時の見え方、心エコーの見方などが医師によるスケッチで書かれています。

繊細なペン画は写真よりもわかりやすく、詳細です。

心臓の解剖をこれ以上詳しく著した本は今のところ見当たりません。

 

カテーテル時代に知っておきたい新しい心血行動態入門

2014年。

医師向けの本ですが、コメディカルにも十分理解できます。

臨床的な疑問に答える形で循環生理学や心力学について解説されています。

臨床で「そうそう、それ疑問に思う!」っていう疑問がたくさん解説されており、読み物としてとても面白い。

80個の疑問がありますが、全く飽きません。おススメです。

 

心臓の機能と力学

 2014年。

心臓の力学に焦点を当てた本。とても難しい内容ですが、この本を読めば理解できます。何度も読みましたが。

今でも学生に講義をする前はこの本を一通り復習します。

心臓の機能を理解する上で最もつまずきやすいのが力学。

難解な用語の解説も含めて、わかりやすく解説されています。

文中に出てくる例えもとても納得できます。

医師向けの本ですが循環器疾患を診るコメディカルにもおすすめです。

 

心不全と骨格筋機能障害

2018年。

心臓の機能といっても、心臓だけで成り立つわけではなく、他の臓器や器官と連携して生体の機能をなしています。

その中でも今注目されている骨格筋の機能。

骨格筋の機能は運動だけではありません。

この本は心不全がテーマですが、循環系と骨格筋をリンクさせて解説する数少ない本です。

内容は前述の心臓の力学や生理学の本と比べるとだいぶ易しいです。

医師よりも理学療法士や看護師向けに書かれています。

リハビリテーションに関わる人向けです。

 

萌える!心力学

 2016年。

この本が発刊されたころに流行った感じのタイトルですが、内容はシッカリしています。対話形式で書かれているので、読みやすく頭にも入りやすい。

難しい心力学の内容をできる限り易しく解説している本です。

前述の心力学の本よりも易しいので、苦手意識のある人はこちらの本がおススメです。

心エコーに関する記載が多いのも特徴です。

 

 

このページで紹介した本のアマゾンへのリンクです。

ぜひアマゾンのレビューなども参照してみてください。

PTOT国家試験対策の本6選

理学療法士作業療法士の資格をとるための最後にして最大の試練。 

 

国家試験。

 

近年は合格率も徐々に下がり、問題の質も高く、本腰を入れて勉強をしなければ痛い目に合います。

 

国家試験対策には、いわゆる「国試対策本」だけでは物足りないと思いますが、

国試対策本が勉強のサポートをしてくれるのも事実。

 

この記事ではいくつかの国試対策本を紹介します。

なお、この記事で紹介している本は全て2019年に最新版が発行されています。

国家試験対策の本は必ず新しいものを買いましょう。

 

 クエスチョンバンク

 「QB」として親しまれる国試対策本の王道。

掲載問題数は多くありませんが、解説が豊富。

特にイラスト付きでまとまった解説は受験生が求めているもの。

共通問題編と専門問題編があります。

国家試験会場でも受験生が抱えている姿をよく見ます。

 PTOT国家試験必修ポイント

QBと並ぶ国試対策本の王道。

カラーページの多い解説も詳細でわかりやすい。

基礎医学編、基礎PTOT学、臨床医学、障害別PTOT治療学の4本立て。

全てにオンラインテスト付き。

唯一難点があるとしたら、4冊そろえるのにお金がかかる点くらい。

 国試の達人

国家試験のバイブル。と銘打っています。

国家試験に必要なキーワードが丁寧に網羅されています。

解説が親切とは言えませんが、国家試験で点差の出るかゆいところに手が届く一冊。

どんな本を選んでも、どうしても国家試験対策本だけでは限度があるのですが、

国試の達人は「何から勉強したらいいのかわからない」人には最適かもしれません。

 国試の達人でわからないところを教科書などで確認する。これが一番基本的な勉強方法かもしれませんよ。

 理学療法士 作業療法士 国家試験問題 解答と解説

 何の変哲もない本のタイトルですが、過去10年分の問題を収録したCD-ROMが魅力的。

なぜ魅力的なのか。それは問題がジャンル別に分かれているからです。

多岐にわたるジャンルから出題される国家試験。

自分の苦手ジャンルの克服は必須の課題です。

あと、もしかしたら学校の科目試験対策にもなるかもしれませんね。

 

 理学療法士国家試験過去問題集

問題集です。

過去10年分の問題と解答のみを掲載しています。

国家試験の勉強は過去問の解答と分析に尽きます。

合格のためには最も大切な本かもしれません。

厚労省のHPに過去問のpdfはありますが、印刷するのがめんどくさい人はこちらの本を買いましょう。

何度も言います。過去問の分析は必須です。

 

PTOT基礎から学ぶ画像の読み方 国試画像問題攻略第3版 

 2019年3月 第3版発行

最近国試問題での配分が多くなってきている画像問題。

脳画像、胸部画像、骨の画像

これらの問題は毎年必ず出題され、しかも高配点も問題が多いです。

国家試験の合格には画像問題の攻略が必要不可欠。

この本は画像の読み方の基本的事項を解説した本ですが、

国家試験の過去問も収録されており、国家試験の画像問題対策に役立ちます。

国試の画像問題をクリアする時に最高の本でしょう。

 

 

以下、アマゾンでの価格です。参考にしてください。 

PT・OTのための臨床実習対策本6選

4月も2週目になり、

理学療法士作業療法士の臨床実習シーズンが始まりました。

 

今の世の中には「臨床実習対策」なる本がたくさんあります。

実習中には調べることや考えることが多く、時間も貴重なもの。

しかも一人で社会に放り出されるわけで、不安しかないという学生も多いはず。

その中で実習中に気をつけるべきことや、考えるべきポイントがまとまった本があれば、とても心強い味方になります。

そんな本を6つ紹介します。

 

 これで解決!PT・OT・ST臨床実習まるごとガイド

2017年。

臨床実習に行く前はとても不安なもの。どんな準備をしたらいいのだろう。

自分の態度は大丈夫だろうか。

不安にさいなまれている学生さんの心の支えになる一冊。

実習前にどんな準備をしたらいいのかといったことから、

実際の現場での態度や言葉遣いについて、

そして報告書の書き方まで四コマ漫画とともにわかりやすく解説されています。

疾患別の考えるポイントなども掲載されており、値段だけの価値はありそうな本。

 

 基礎から確認!PT臨床実習チェックリスト

 2018年

様々な実習シーン別に気をつけることや準備すべきことがチェックリストとして説明されている。

帯の実習を「効率よく乗り切る」という態度はいかがなものかと思いますが、本の内容はとても参考になるものばかり。

発刊年が新しいこともありOSCE(臨床実習技能試験)などの情報も充実しています。

そしてこの本の特徴はなんと「見学実習」についても記載されていること。

何もわからない状態で行く見学実習。この本は強い味方になるでしょう。

 

 理学療法 臨床実習サポートブック

2015年。

学生だった人が作った学生のための実習参考書。

「学生のときに欲しかった内容をこの一冊に詰めました」というキャッチフレーズ。

実際の内容は確かに詰まっています。

気をつけるべき態度やレポートやデイリーノートの書き方など。

そして、何よりもおすすめしたいのがWeb付録です。

何と、動作や姿勢の図、家屋見取り図、反射の評価用の図、そしてレジュメの見本などがダウンロードして使えるようになっているのです。

実習中にワードやパワーポイントと格闘しなくても良いんです。

理学療法」となってますけど作業療法士にもおすすめです。

 

 PT・OTのための臨床実習で役立つリハビリテーション基本実技

2016年。

こちらは実技の本です。

特に簡単な治療について、疾患別、治療手技別にイラストとともに解説されています。今は治療をいきなり実践させられることは少なくなっていると思いますが、実習生だけでなく新人の理学療法士作業療法士にもおすすめの本です。

 

自身がもてる!リハビリテーション臨床実習

2015年。

この本の特徴的なところは「脳卒中ケース」の臨床実習に特化しているところ。

脳卒中の各病態に対して臨床実習ではどのように評価をしたら良いか、

どのように記録をしたら良いかをはじめとして、

レポートの書き方や発表の仕方まで細かく解説されています。

この手の本は理学療法士が執筆していることが多いのですが、

この本の著者陣は理学療法士よりも作業療法士言語聴覚士が多いのが特徴。

PT、OT、ST全ての職種向けの本だと言えます。

また学生だけでなく、指導者になる人もとても参考になりそう

 

 

 

PTOTにおすすめする運動学の本

PTやOTにとって解剖学・生理学に並ぶ重要科目の運動学

「身体と動きの専門家」である理学療法士作業療法士の専門性を最も特徴づける学問でしょう。

しかし、運動学の本は一般的な教科書以外あまり種類は多くありません。

その中からおすすめのものをいくつか紹介します。

画像はアマゾンへのリンクです。

 

PTOT基礎から学ぶ運動学ノート

2016年。

このシリーズは運動学も出たんですね。しかもすでに第2版。

私が学生の時はありませんでした。

臨床的な思考力をつけるというよりは、試験、国試対策向け。

基礎事項の整理にはうってつけでしょう。

 

身体運動学 関節の制御機構と筋機能

2017年。

最近は運動学の教科書も新しいものが増え始めました。

内容は簡単ではありませんが、新しい研究に基づいて書かれています。

「基礎運動学」より内容は少ないですが、理解しやすい。

「基礎運動学」が運動学とは何かを学ぶ教科書だとしたら、

こちらの本は各関節の運動についてを学ぶ教科書。

より臨床向けです。

 

 基礎運動学 

 2003年。

私が学生の時から変わっていない運動学の教科書。

ほとんどの学校が採用しているのではないでしょうか。

ただ、学生にとっては文章が難解な部分もあり。

その文章を解読しようとすることで勉強になるのですが、

運動学を挫折させる原因にもなっている気が・・。

学術的で素晴らしい本なのですが。。学生受けはすこぶる悪い。

なぜこの本を紹介しているかと言うと、国家試験です。

この本の文章がそのまま出たりしています。

この本を教科書として採用されていないなら、一度目は通しておいても良いと思います。

 

 筋骨格系のキネシオロジー 原著第3版

 2018年。

12月に最新版が発刊されました。

「筋骨格系のキネシオロジー」は基礎運動学の内容を補完し臨床に応用する上で必要不可欠な参考書ではないかと思います。

各関節で筋がどのように活動するのか。

どのようなてこが働くのか。

どのように筋肉と靭帯や関節包が協働するのか。

詳しくわかりやすい図と絶妙な例えで教えてくれます。

そんなキネシオロジーの最新版がついに発行されました。

何と「走行の運動学」が追加されています。

画期的ですね。ぜひ読んでください。

 

 カパンジー機能解剖学

2019年。

何と4月に最新刊発行。

「カパンジーの関節運動学」で有名なカパンジーの本。

このシリーズの特徴は図解です。

運動学や解剖学的事項を極限までシンプルな図にして、生体の運動の素晴らしさを解説しています。

内容は難しいのですが、一つ一つ理解していくと「そういうことか!」と思考を整理してくれます。

生体力学に詳しいのが特徴。

実は最新刊をまだ見ていませんが、「進化」に関する項目が追加されたとか。

早く読みたいです。

 

 

運動学の本をいくつか紹介しました。

紹介しましたと言っても超有名本ばかりで申し訳ありません。

しかし、運動学は上記の本で学べば問題ないということです。

運動学はPT・OTが学ぶ科目の中で挫折しやすい難しい分野。

教科書以外にもこの記事で紹介したような本を参考にすることをお勧めします。

PT・OTにおすすめする解剖学の本

理学療法士作業療法士におススメする解剖学の本です。

初級編は解剖学を学び始めの学生や苦手な人向け。

中級編は学生から臨床向け。コメディカルの国家試験にも役立ちます。

上級編は一冊は置いておきたい権威のある解剖学書。

そんな本を紹介してみました。

画像はアマゾンにリンクしています。

 

初級編

全部わかる人体解剖図

2010年。

内容はわかりやすく、しかし適度に詳しい。

特に組織や内臓に関する解剖学は十分網羅されている。

理学療法士作業療法士にはこの本に骨や筋肉に詳しい下のような本を追加すると良いでしょう。

 この「筋肉のしくみ・はたらきパーフェクト事典」は理学療法士が監修しています。

 

 おもしろい解剖学

2017年。

解剖学のように難しい学問を理解しようとする時、どのようにとっついていくのかは人それぞれだと思います。

この本のように漫画でわかりやすく解説してある本も解剖学の初歩を勉強するのにはうってつけかもしれません。

漫画と言っても内容はかなり詳しい。しかもわかりやすい。おススメです。

 

中級編

解剖学トレーニングノート

2018年。

新しい本。書き込み式の解剖学ノート。

この手の本は内容が薄いものも多いですが、このノートは医学部の学修にも対応しており十分な手ごたえ。

一冊ノートを仕上げることで、国家試験の点数アップも間違いありません。

 

イラスト解剖学 第9版

2017年。

私はこの本で解剖のほとんどを学びました。

グレイやネッターなどの権威のある詳しい解剖学の本を見て、

理解できない部分をこのイラスト解剖学で学ぶ。

最も優れた解剖学の学習方法ではないでしょうか。

イラスト解剖学はコラム的な内容も盛りだくさんで、豆知識もたくさん見につきます。

何度も改訂されているところも良書の証。

 

上級編 

 グレイ解剖学 原著第3版

2016年。

カラー写真を含む図解が豊富。

中でも体表解剖やエックス線、CT画像を中心とした臨床的な話題も豊富に記されている点はこの本をおススメする最も大きな理由です。

何かわからないことがあった時、私は最終的にグレイ解剖学です。

電子書籍付きです。

 

 ネッター解剖学 原著改訂6版

 2016年。

電子書籍付きです。複数ダウンロードできるらしいです。

世界中の医療関係者たちが学んでいる本。

臨床医学よりも解剖学に特化しており、解剖学書としてはグレイよりも詳しい。

 

次々に改訂され、次々に新しい本の出る解剖学。

書店に足を運んで、また新たな情報を載せていきます。

PTOTにおススメする生理学の本

理学療法士(PT)、作業療法士(OT)や学生の方にお勧めの生理学の本を紹介します。

生理学の本は星の数ほどありますが、私が実際に手に取ってみてみたものを紹介します。本屋さんに通い詰めて、いい本に出合ったら追加していきます。

 

循環器の生理学に関する専門的な本はこちらの記事にまとめました。

良ければこちらもどうぞ。

www.co-medical-books.com

 

では、生理学のおススメ本を紹介します。

 

まずは初学者向け初級編

 

よくわかる生理学の基本としくみ

生理学が苦手な人、生理学の授業で言っていることがわからない人、

もう一度基礎の基礎の基礎から勉強したい人向け。

内容は乏しいですが、その分基礎的なことをわかりやすく解説。

ただ、国家試験や臨床実習、卒後の学修にも十分とは言えないので、生理学の基礎的な事項をまず押さえたいという場合におすすめの本です。

この本をきっかけに生理学に触れ、さらに別の本で深く学ぶといいでしょう。

 

 カラー図解 生理学の基本がわかる事典

2011年発刊。

 この本も初学者向けの本。

イラストが多くしかも全てカラーなのでわかりやすいです。

生理学の本を選ぶときに、イラストがカラーかどうかは重要かもしれません。

しかし、この本も基礎的事項の説明がわかりやすいですが、深いところまでは追及されていないので、生理学の入り口を学ぶ本と捉えるといいでしょう。

教科書ではよくわからない、後輩や学生に教えたいのにどこから説明したらいいかわからないという人にはとてもいい本です。

 

PTOT基礎から学ぶ生理学ノート 第3版

 

 書き込み式の生理学ノート。

生理学の基礎を整理して一通り学ぶのにはうってつけの本です。

特に大学や専門学校の定期試験対策には優れているのではないでしょうか。

また国試対策にも活躍してくれることでしょう。

学生の3人に1人は持っているというベストセラーノートです。

 

国家試験から臨床向け中級編

 

標準理学療法作業療法専門基礎分野 生理学

「標準」シリーズの生理学

生理学の教科書として採用されていることも多い。

内容は簡単すぎず難しすぎず。

そのため、学生が学ぶのにはちょうど良いレベル。

理学療法士作業療法士の国試対策に向いています。

 

生理学テキスト 第8版

図とグラフや表が多く、それらを解説する形で学ぶ生理学の本。

単語が難しく感じる部分もありますが、

図の精度と量は群を抜いている。

この本のレベルまで生理学の知識がないと、

国家試験も臨床も困るのではないでしょうか。

初学者からベテランまでおススメする本です。

私も学生の時に使っていたこの本を未だによく開きます。

 

イラストレイテッド 生理学

 この本は・・・おススメですよ。

私は愛用しています。

内容がとても詳しいわけではないのですが、各事項の説明は丁寧で簡単な部分に終始することもない。

何より良いのが、図にあふれている点。

それぞれの図が理解しやすいように工夫されており、とてもわかりやすい。

この本に載っている図を真似して自分で書いて説明できるようになれば、

生理学は一通り理解できます。

国家試験レベルははるかに超えており、臨床や研究向けだと思います。

しかし、決して難しくないので中級編にしました。

 

 

1冊は持っていたい上級編

 

標準生理学

2019年3月に新版が出るようです。

生理学に関してはなんでも載っている。

ひとつあると辞書代わりに使えて便利な本です。

初学者が生理学に親しむのには向いていませんが、

学生から臨床、研究までどの分野でも役立つ1冊。

 

 ガイトン生理学 第13版

2018年に改訂版が出版。

ギャノング生理学 第25番 

2017年に改訂版が出版。

 

ガイトンなのか、ギャノングなのか。

どちらの本も内容は多岐にわたっており、世界的なベストセラーな生理学の本。

医学生には教科書として使われているけれど、コメディカルには上級編でしょう。

図や説明の内容を吟味して自分にあったものを選ぶと良いと思いますが、

原著が英文のものを訳しているので、わかりにくい表現や日本人には馴染みにくい図もちらほら。

そういうのが気になる人は標準生理学を選ぶといいと思います。

ただ、ガイトンもギャノングも改訂が多く世界基準であることは間違いない。